FXの取引時間は何時から何時までか?
そんな疑問がある方もいるかもしれませんので、僕なりの説明をしてみます。
FXの取引時間
ここでは、僕のオススメするFX業者XMの例をあげます。
FXは、基本的に平日は24時間取引が可能です。土日や祝日などはお休みです。
為替市場は世界中に存在していて、24時間を通してどこかの市場が開いているのでコンピューターを通して取引が可能ということです。
世界の為替市場(マーケット)
では、主なマーケットのおおよその取引時刻を表にしました。
都市はウィリントン、シドニー、東京、香港、シンガポール、フランクフルト、ロンドン、ニューヨークです。
また、よく地域でも表現されることがあります。オセアニア、東京(アジア)、欧州(ロンドン)、ニューヨーク、と呼び方がバラバラで統一されているわけではないのですが、よくこのような呼び方で表現されています。
「東京時間に売り一方だったが、ロンドン勢が入ってきて一気に買いが強まった」なんて言葉が飛び交っているのです。
※表の上部に24時間表記で時刻を書いています。
MTGとは
グリニッジ標準時とは、イギリスにあるグリニッジ天文台での平均太陽時のことである。
グリニッジ天文台は経度0度にあり、ここを基準として世界各国の標準時(タイムゾーン)を決めている。日本は、経度135度となるため、グリニッジ標準時から9時間の差がある。グリニッジ標準時での日本時間の表現は、「GMT+09:00」となる。
グリニッジ標準時は、以前は世界標準時として広く使われていたが、現在は原子時計を元に算出される協定世界時(UTC)に役割を譲っている。
なお、世界標準時と協定世界時はほぼ同じであるが、地球の自転による影響で、時間の経過により両者に差が生じるため、その差が0.8秒を超えた場合に「うるう秒」として調整される。
Weblioj辞書
日本時間の「MTG+8」というのは、MTG時刻よりも8時間進んでますよという意味です。
「MT4時間」というのは、MT4に表示されている時間です。MTGより2,3時間先の時刻です。
そして、日本では馴染みがないかもしれないですが、欧米では夏時間(サマータイム)というものを導入しています。
日の出が早くなる夏の時期に時計を1時間早くすして過ごす制度です。
これは経済活動に大きく影響していて、
仕事を1時間早く初めて、1時間早く終わることで日が長い分、余暇を充実して過ごすことができます。
というように、MTGを基準にすると日本時間とMT4時間が季節によって変わります。
表のMTG時刻8時と13時に黒枠で囲みましたが、これはそれぞれロンドン市場とニューヨーク市場が開始される時間で、取引量が多くなりレートがよく動くので注意が必要な時間になります。
夏時間(サマータイム)と冬時間(標準時間)で日本時間がことなりることを覚えないといけません。
非常に重要です!
世界三大マーケット
FXでは、よく世界三大マーケット(市場)として「ロンドン」「ニューヨーク」「東京」があげられます。ただ、株式市場でいう東京証券取引所のような、どこかの場所に建物があってオフィスを構えているわけではありませんので、正確には、ロンドン市場と言われている時間、ニューヨーク市場と言われている時間、東京市場と言われている時間、ということになります。
国際決済銀行(BIS)が2019年に発表した「世界の為替取引量調査」を以下の表にまとめました。
【ベース通貨別取引量シェア率】
通貨 | シェア率(%) |
米ドル | 44.15 |
ユーロ | 16.15 |
日本円 | 8.4 |
英ポンド | 6.4 |
豪ドル | 3.4 |
カナダ・ドル | 2.5 |
スイス・フラン | 2.5 |
人民元 | 2.15 |
香港ドル | 1.75 |
ニュージーランド・ドル | 1.05 |
その他(※以下の順位を統合) | 13.35 |
【主要通貨ペア別取引量及び取引量シェア率】
取引量 (単位:10 億ドル) | 取引量 | シェア率(%) |
米ドル/ユーロ | 1,584 | 24 |
米ドル/日本円 | 871 | 13.2 |
米ドル/英ポンド | 630 | 9.6 |
米ドル/豪ドル | 358 | 5.4 |
米ドル/カナダ・ドル | 287 | 4.4 |
米ドル/人民元 | 269 | 4.1 |
米ドル/スイス・フラン | 228 | 3.5 |
米ドル/香港ドル | 219 | 3.3 |
ユーロ/英ポンド | 131 | 2.0 |
米ドル/韓国ウォン | 125 | 1.9 |
ユーロ/日本円 | 114 | 1.7 |
その他 (※以下の順位を統合) | 1774 | 40.2 |
【国別為替取引量ランキング】
国 | シェア率(%) |
イギリス | 43.1 |
アメリカ | 16.5 |
シンガポール | 7.6 |
香港 | 7.6 |
日本 | 4.5 |
スイス | 3.3 |
フランス | 2.0 |
中国 | 1.6 |
ドイツ | 1.5 |
オーストラリア | 1.4 |
以下割愛 |
ベース通貨取引量、通貨ペア取引量、国別為替取引量の表を見ての通り、世界三大マーケットが 「ロンドン」「ニューヨーク」「東京」 と言われていることが分かりますね。
ロンドン時間は、東京時間とニューヨーク時間が重なっていますので、世界最大のマーケットになり、取引量ナンバーワンの米ドルを率いるニューヨーク(アメリカ)が世界2位のマーケット、通貨ペア取引量2位の「米ドル/日本円」を誇る(?)東京(日本)が世界3位のマーケットということになります。
XMの取引時間について
XMの詳細な取引時間は以下になります。
MTrading(エックスエム)の取引時間は、各国主要都市の為替市場がオープンしている月曜日早朝から土曜日早朝まで対応しており、この間はメンテナンス時間を除いたほぼ24時間お取引が可能です(仮想通貨CFDは、土日も含めて週7日、原則として24時間取引可能です)。但し、XMでは銘柄によって取引時間が異なる場合や、世界各国の夏時間(サマータイム)と冬時間による取引時間の切り替わり、また各国祝日の影響によって取引時間が変更となる場合がございますので、ご注意ください。
平日24時間お取引可能なFX市場では、1日の中で各国市場が順番に開場・閉場を迎えますが、その中でどの時間帯において、最も活発に取引が行なわれているかを把握することが非常に重要となります。各国市場の特徴とトレンドを掴んで、24時間の中で最も大きなチャンスに繋がる時間帯にお取引頂くことをおすすめします。
XM Trading
絶対に抑えておくべき時間
初心者がさらに抑えておくべき時間があります。
それは、重要指標の発表時間です。
為替は、要人の発言や戦争・テロ、政府の金利政策、経済指標などが影響して、大きく変動するときがあります。
戦争やテロは、時間を予想するのは難しいかもしれませんが、経済指標(GDP(国内総生産)や雇用統計など)は、事前に発表時間が公表されています。
「経済指標カレンダー」などで検索して取引前は必ずチェックする必要があります。
以下のみんかぶがわかりやすいかもしれません。