バルサラの破産確率 表

用語集

バルサラの破産確率とは、一定の条件のもとでFXトレードを続けた場合に資金を失う確率を示すもので、過去のトレードの結果から求めることができます。破産確率が高いと、現在のFXトレードルールの危険性が高いことを意味し、改善や正当性の評価に役立ちます。

フランスの数学者「ナウザー・バルサラ(Nauzer J. Balsara)」が提唱したもので、資金管理をするための考え方として多くのトレーダーが採用している理論です。

バルサラの破産確率は、次の3つの計算式で求めることができます。

・勝ちの回数 ÷ 総トレード回数 × 100 = 勝率

・総利益(30,000円) ÷ 取引回数(10回) = 平均利益(3,000円)

・総損失(20,000円) ÷ 取引回数(10回) = 平均損失(2,000円)

また、損失許容率(損切り)は損失許容額÷総資産×100で計算できます。たとえば、総資産が10万円、1回の取引で許容できる金額が2,000円の場合、損失許容率は2%となります。FXでは一般的に損失許容率は2%程度に抑えておくと安全と言われています。

損切りは、英語でSTOPLOSS(SL)と言います。

出した損失を取り戻すのにはとても難しくなります。具体的な数字としては以下です。

出した損失出した損失を
取り戻すために必要な利益率
10%11.11%
20%25%
30%42.85%
40%66.66%
50%100%
60%150%
70%233%
80%400%
90%900%
100%破産

この表を見てもわかる通り如何に損失を抑えるかが、FXで勝ち続けるたに必要なカギとも言えます。

そこでバルサラの破産確率表の登場です。

横軸にトレード勝率、縦軸にリスクリワードとし、総資金に対する損失許容率(損切り率)を10%、5%、2%の表をご覧ください。

損切り10%だと、リスクリワード1:0.5に必要な勝率は80%だということがわかります。

損切りは2%程度に抑えておくと安全と言われている理由は、上記の表の通り、リスクリワード1:1で勝率55%、リスクリワード1:2で勝率40%で戦えるからです。

したがって勝率50%~55%以上の手法で、損切りは2%~5%に抑え、リスクリワード1:1.5~2にすれば破産することは無いと言えるでしょう。

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